庄内に住んでいると、子どもの頃に誰もが登る「羽黒山の石段」
子どもながらに「しんどかった~」と感じた、そんな記憶が残っている方も多いのではないでしょうか?
「もう一度チャレンジしてみようかな」「今度は子どもが行事で登る番!」という状況になったときに「本当に登り切れるのだろうか……」と不安を抱く方もいるでしょう。
そこで、この記事では子連れ羽黒山の石段登りをレポートとして紹介します。
筆者の子どもが初めて登頂した年齢や登頂時間、石段のキツさ(笑)も紹介するので、子連れ石段登りを控えている方はぜひ参考にしてください!
目次
1. 羽黒山の石段って何段?子連れで登ると何時間かかる?
羽黒山の石段は2,446段。
神社の石段の段数ランキングでは、2位の金比羅神宮(1,368段)に1,000段以上の差をつけて堂々の1位です。
ちなみに……日本で一番段数の多い石段は熊本県にある寺院・釈迦院で、段数は3,333段です。
筆者の子どもが初めて羽黒山に登頂したのは、4歳9か月。
登頂時間は90分ほどでした。
そのうち30分ほどは途中の二の坂茶屋で休憩していたので、実際に登っていた時間は約60分です。
初めて往復したのは、5歳6か月のとき。
登りは同じく90分ほどで、下りは50分ほどでした。
庄内には幼稚園の親子遠足で羽黒山に登るところもあるので、だいたい年中~年長くらいの子どもであれば、登れるのではないかという印象です。
それでは、羽黒山の石段登りをレポートしていきます!
2. 羽黒山の石段登り|随神門~山頂まで
羽黒山の石段登りは随神門からスタート。
今回は3フェーズに分けて、石段登りをレポートします。
- 随神門~五重塔
- 一の坂~二の坂
- 三の坂~山頂
随神門~五重塔
羽黒山の石段登りのスタートは随神門。
随神門を抜けて継子坂(ままこざか)を下っていくと、赤い橋が架かる祓川(はらいがわ)が見えてきます。
山頂までの道がなかったころ、参拝者は服を脱いで祓川で身を清めてから参拝をしたのだそう。
そして奥に見える須賀の滝は、江戸時代に作られた滝です。
江戸時代にこの迫力の滝を人の手で作り上げた技術に思わず感心してしまいます。
祓川を後にして進んでいくと、翁杉(じじすぎ)と五重塔が姿を現します。
20年に一度の改修工事中に登ったため五重塔が養生されていますが、今は立派に修繕されたこけら葺き屋根が見られますよ。
随神門から五重塔までは約20分。
途中で虫取りや観察をしたので、少し時間がかかりました。
一の坂~二の坂
それでは、満を持して一の坂~二の坂の石段を登っていきましょう。
写真がほとんどないことからも、筆者の余裕のなさが見受けられます。笑
一の坂は比較的緩やかですが、二の坂はもう大変です。
最も急といわれる二の坂を筆者の子どもも一生懸命に登ります。
登山のマナーであるすれ違いざまの「あいさつ」
すれ違う参拝者とあいさつを交わし「がんばっているね」と声をかけられると、子どもはどこか誇らしげです。
足がパンパンになった頃に見えてくるオアシス「二の坂茶屋」
一の坂から二の坂までも約20分です。
絶景を眺めながら、美味しい力餅に舌鼓を打ちます。
二の坂茶屋で長めの休憩(約30分!)をして、いざ山頂を目指して三の坂に挑みます。
三の坂~山頂
三の坂は二の坂ほどきつくありませんが、ところどころで急坂があるので油断禁物です。
とはいえ登り一辺倒ではなく下り坂もあるので、とにかく急な二の坂とは違うのが三の坂の特徴。
筆者も杉並木を写真に残す余裕すらあります。笑
三の坂終盤に、豪雨によって石段が崩れてしまい補修工事を行っている箇所があります。
石段の脇に造られた歩行者用の通路を通ることになるため、これから登る方は念頭に置くとよいでしょう。
二の坂茶屋を出発してから25分ほどで山頂にゴールです!
3. 羽黒山の山頂にて
羽黒山山頂に着いたら、三神合祭殿(さんじんごうさいでん)を参拝。
恥ずかしながら筆者は数年前まで出羽三山詣が、生まれ変わりの旅であることを知りませんでした。
三神合祭殿でも生まれ変わりの旅と同様に「現在(出羽神社)→過去(月山神社)→未来(湯殿山神社)」の順にお参りします。
写真でいうと、右から順にお参りをします。
上記の順番でお参りすると出羽三山詣で「生まれ変わりの旅」したことになるので、参拝の順番を意識したことがなかった方はぜひ試してみてくださいね(^^)
4. さいごに
子どもの羽黒山石段のぼりにかかる時間は、70分ほど。
しっかり休んだり、自然を観察したりしながら登ると、90分以上かかるでしょう。
それでもいろいろな歴史的文化財や美しい自然に触れながら、石段を登る経験は子どもにとって刺激的な時間になるはずです。
庄内にある日本遺産の1つ「出羽三山神社」
時期によっては山伏と一緒に写真を撮れるチャンスもあります。
※画像内の日程は2024年のものです。
ぜひこの記事を参考にして、石段登りにトライしてみてください!
ちなみに筆者の子どもは50分かけて下山したあと、こんなに大きなかき氷を堪能しておりました。
こういった楽しみ方もおすすめですよ。
5. 羽黒山の基本情報
①営業時間/定休日/SNS
駐車場 | あり |
---|---|
電話番号 | 0235-62-4727(羽黒観光協会) |
SNS | 公式HP:こちらをクリック
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②アクセス
住所はこちらです。
〒997-0211
山形県鶴岡市羽黒町手向
所在地はこちらです。
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